東京サウンドボックス

2020年12月10日

オークションで防音室を購入する時の注意点

最終更新: 2023年2月15日

どうもこんにちは。東京サウンドボックスの佐藤です。
 

 

*今回はヤフオクやメルカリにおいて、すでに解体、分解された状態の防音室を購入する際の注意点になります。
 

 

先日、横浜市在住のお客様からのご依頼で、オークションで購入されたサウンドジャパンというメーカーの防音室の組立依頼を頂きました。
 

 

現物を下見に行ったところ、パーツに傷や凹みが多く、”もう一度組み立てる前提”で解体された様子がありません。聞いてみると、解体したのはリサイクル業者で、防音室専門の業者ではないとのことでした。
 

 

サウンドジャパン製の防音室の様に精密な防音室は、パネル一枚一枚の取り扱いにも非常に気を使います。パネルが一枚でも歪んでいたり、欠けていたり、接合部に傷があったりすると、最終的に組み上がらない可能性があるからです。
 

 

今回は仕方なく、組立保証のない形での組立作業になるということをお客様にご説明し、最終的に組み上がらない可能性を了承していただいた上での組立作業になりました。
 

 

お客様としては非常に不安な状態ですよね。今回のケースではもう防音室を購入して支払いをして、お部屋まで運んでしまっていたのです。7〜800キロもある防音室で返品するのも大変ですし、もし組み上がら無かった場合、ゴミとして捨てるにも大変な労力、コストがかかります。
 

 

オークションは防音室を安く買えるという点では非常にメリットが大きいですが、このようなリスク、デメリットがあるということを念頭に、購入を検討してください。
 

 

今回の組立作業は部材の調整、修正加工をしながらの作業でしたので、エアコンの設置を含めると4日間に及びましたが、無事組み立てることができました。お客様も無事に組み上がるか、大変に不安な状態でしたが、最終的にご満足いただけました。

どうもありがとうございました!