〜防音室完全データベース〜
*カワイナサール編*
(株)東京サウンドボックスではメーカー、年式問わずほぼ全ての防音室を取り扱っております。
こちらのページでは当社で業務上用いている防音室の寸法、重量、当時の販売価格、中古品の相場等のデータを大公開させていただきます。
これから防音室を買われる方、ご自身の防音室を個人売買される方に、参考にしていただけますと幸いです。
*データに若干の誤差がある場合や、特注で微妙にサイズが変更されている場合があります。基本は実物を計測いただき、こちらのデータは参考までにしていただくのが確実です。(表記 幅×奥行き×高さ)
MHCXシリーズ(2015~現行品)
2畳・・外寸:1818×1818×2103㎜
内寸:1702×1702×1945㎜
重量:500kg前後
2.4畳・・外寸:1818×2258×2103㎜ 内寸:1702×2142×1945㎜
重量:600kg前後
3畳 ・・・外寸:1818×2698×2103㎜
内寸:1702×2582×1945㎜
重量:750kg前後
3.1畳 ・・外寸:2258×2258×2103㎜ 内寸:2142×2142×1945㎜
重量:790kg前後
3.4畳・・外寸:1818×3138×2103㎜ 内寸:1702×3022×1945㎜ 重量:850kg前後
3.7畳・・外寸:2258×2698×2103㎜ 内寸:2142×2582×1945㎜ 重量:950kg前後
4.3畳・・外寸:2258×3138×2103㎜ 内寸:2142×3022×1945㎜ 重量:1000kg前後
4.9畳・・外寸:2258×3578×2103㎜ 内寸:2142×3462×1945㎜ 重量:1100kg前後
6畳・・外寸:2698×3688×2103㎜ 内寸:2582×3572×1945㎜ 重量:1300kg前後
8畳・・外寸:3578×3688×2103㎜ 内寸:3462×3572×1945㎜ 重量:1600kg前後
10畳・・外寸:3578×4568×2103㎜ 内寸:3462×4452×1941㎜ 重量:1900kg前後
*寸法に関して、それぞれ壁側面に換気扇+170㎜が付きます。天井が高いタイプは外寸高さ+200㎜前後になります。
当時の販売価格は0.8畳で77~107万円、1.2畳で85~122万円前後、1.5畳で98~136万円前後、2畳で127~176万円前後、2.5畳で147~193万円前後、3畳で161~209万円前後、3.5畳で183~235万円前後、3.7畳で198~240万円前後、4.3畳で218~268万円前後です。
・製造年、時代背景
2015〜2023年2月現在まで製造されている現行モデルです。
出入り口にガラスサッシが採用されているのが大きな特徴です。サッシとドア、両方ついている仕様もあります。
防音室がベランダへの導線を塞いでしまうことが多いのですが、サッシをベランダ側に配置すればベランダへのアクセスも確保できます。
ガラスサッシは比較的取り外しが容易なため、ピアノや机等、大きい荷物の出し入れは容易ですね。
価格設定は高めですが、お探しの方が多い防音室です。
・防音性能
-30(M"V"CX),-35(M"H"CX),-40db(M"K"CX)の3ラインナップです。
・耐久性
基本的な耐久性はLHSXシリーズ等と同じです。大きなガラスサッシはペアガラスになっていますが、衝撃には比較的弱いため、物や楽器をぶつけない様、注意が必要です。
・デザイン、仕様
大きなガラスサッシから得られる光や景色、導線の確保は他の防音室には無い仕様です。比較的圧迫感があり、閉所恐怖症の方には避けられる防音室ですが、こちらのモデルは解放感があります。空気の入れ替えも効率よく行えますね。
・総合評価
ガラスサッシは取り扱いが難しい為、移設費用が高くついてしまうのがネックですが、設置環境によっては素晴らしいレイアウト、導線確保が可能です。
ペアガラスの2重サッシで-35dbしっかり確保していますし、床の防振対策はLHSXと同じ仕様で完璧です。
比較的高額で大きいモデルの為流通量は少ないですが、お探しの方はとても多い防音室です。
中古市場で見かけたらチャンスです!
AMCVシリーズ(2010~2011年)
0.8畳・・外寸:944×1385×2065㎜
内寸:757×1198×1921㎜
重量:300kg前後
1.2畳・・外寸:1385×1385×2065㎜ 内寸:1198×1198×1964㎜
重量:350kg前後
1.5畳・・外寸:1385×1826×2065㎜ 内寸:1198×1639×1964㎜ 重量:450kg前後
2畳・・・外寸:1914×1914×2088㎜
内寸:1748×1748×1963㎜
重量:500kg前後
2.5畳・・外寸:1914×2355×2088㎜ 内寸:1748×2189×1963㎜ 重量:580kg前後
3畳 ・・・外寸:1914×2796×2088㎜
内寸:1748×2630×1963㎜
重量:670kg前後
3.5畳・・外寸:1914×3237×2088㎜ 内寸:1748×3071×1963㎜ 重量:750kg前後
3.7畳・・外寸:2355×2796×2088㎜ 内寸:2189×2630×1963㎜ 重量:800kg前後
4.3畳・・外寸:2355×3237×2088㎜ 内寸:2189×3071×1963㎜ 重量:900kg前後
*寸法に関して、それぞれ壁側面に換気扇+170㎜が付きます。天井が高いタイプは外寸高さ+200㎜前後になります。
・製造年、時代背景
2010~2011年に製造されていたモデルです。こちらのモデルから床の構造が完全浮床モデルになり、振動対策が強化されました。現行品とかなり近い仕様で、ヤマハアビテックスの完成形とも言える、隙のない完璧なモデルと言えます。
サイズのラインナップは0.8、1.2、1.5畳のボックスタイプと、2.0、2.5、3.0、3.5、3.7、4.3畳になります。それぞれのサイズに壁高のオプションがあります。ボックスタイプにはマジックテープ仕様の吸音材が導入されました。
当時の販売価格は0.8畳で50~87万円、1.2畳で57~97万円前後、1.5畳で66~110万円前後、2畳で85~140万円前後、2.5畳で95~150万円前後、3畳で103~160万円前後、3.5畳で123~180万円前後、3.7畳で133~190万円前後、4.3畳で149~210万円前後です。
・防音性能
-30,-35,-40dbの3ラインナップです。非常にバランスの良い遮音性、吸音性がある為、流通量が多いのは-35dbかと思います。
2畳以上のサイズでは防振床が採用され、振動対策がなされています。
・耐久性
傷のつきにくい、劣化のしにくい強い壁紙で全体を覆われ、多少の水漏れ、カビ、湿気では中の木材部分までダメージが届きません。
過去最大の耐久性が完成し、現行モデルまで引き継がれています。
・デザイン、仕様
一般住宅やオフィス、病院、大学等、どこで見かけても違和感のない、シャープなデザインです。古い日本家屋にこれが置いてあったら悪目立ちするでしょう。
・総合評価
現在中古市場で最も人気のあるシリーズといっても過言ではありません。
高い防音性能、デザイン性、施工性、どれを取っても素晴らしいロングセラー防音室です。
比較的高値で取引されていますので、資産価値も高く維持されていくでしょう。買って損はありません。
マイルームⅡMRBBシリーズ(2008~2014年)
1.5畳 ・・外寸:1385×1826×2065㎜ 内寸:1265×1706×1964㎜ 重量:340kg前後
寸法に関して、それぞれ壁側面に換気扇+140㎜が付きます。
・製造年、時代背景
製造年は2008~2014年になります。AWA(ウッディミニ)シリーズをベースに、書斎、オーディオ、シアタールーム用途に特化されたモデルです。
防音環境が無い都会でも、自分だけのシアタールーム、書斎が持てる夢の防音室、といった感じですね。YAMAHAが楽器奏者以外の防音需要に応えた最初のモデルかと思います。
当時の販売価格は1.5畳で66万円前後になります。
・防音性能
-35dbの1ラインアップです。室内に吸音パネルは無いため、場合によっては吸音材追加が効果的です。
・耐久性
ウッディミニシリーズがベースになっており、天然木に黒の塗装をしてあります。傷や凹みがつきやすく、比較的目立ってしまいます。
カビや水漏れ等の悪環境にも比較的弱いですが、通常使用であれば問題ありません。
・デザイン、仕様
暗めの木目デザインは非常にクールで大人な空間、といった感じです。オーディオや映画、読書に集中するにはとても良いデザインですね。
壁に追加の電源、テレビ線、LANケーブルのユニットが付いており、開口しなくても配線できるのが特徴です。
・総合評価
比較的流通も多く、シックなデザインが人気な防音室です!当社での取り扱い台数も比較的多いです。
テレワークやシアタールーム等、幅広い用途でお使いいただける、とても良い防音室だと思います。