top of page
  • 執筆者の写真東京サウンドボックス

防音室にエアコンを付ける際に確認すべきこと

ご覧いただきありがとうございます! 関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。

防音室の中、暑いですよね。エアコンをつけないと、冬でもすぐに温度が上がってしまいます。長時間、楽器の練習や配信などで集中したい方は、ぜひエアコンを付けましょう。今回は、防音室にエアコンをつける際に確認すべきことについてお話ししていこうと思います。

・防音室を買う前に、エアコン本体を用意しておく

新しくエアコンを買わなくても、すでにお部屋についているエアコンを防音室の中に付け直すことができます。製造年から10年を超えている場合、故障のリスクや電気消費量の問題で、新品への買い換えをお勧めしています。 既存でエアコンがなく、防音室の移設当日にエアコン本体のご用意が無い場合、後日後付けできるケースと、できないケースがあります。エアコン穴や電源を防音室自体が塞いでしまう場合、その他お部屋の状況によりますが、防音室を組むのと同時でないとエアコンの配管ができないケースが多いです。 後付けするにしてもデッドスペースが出来てしまったり、ご希望の場所に防音室を設置できない場合もあります。 エアコン取り付けをご希望の場合は予めご相談下さい。

・エアコンを取り付けられる防音室のサイズ

基本的に1.5畳以上の防音室には問題なく取り付け可能です。1.2畳や0.8場でも取り付け可能ですが、一般の6畳用エアコンはそれなり大きい為、1.2畳でも室内スペースを圧迫してしまいます。エアコンからの冷気も直撃してしまうので、工夫が必要です。

・設置用の配管穴があるか

エアコンは室内機と室外機を配管(冷媒管、VVFケーブル、ドレンホース)で繋ぎ、運転させます。室外機は基本的に屋外に設置するので、壁の穴から配管を外に出す必要があります。 エアコン用の配管穴が無い、別の配管で塞がっている場合は、下記の方法で配管します。 ・新たに穴を開口して配管する。 ・換気扇が付いていれば、換気扇を外して配管する。 ・窓パネルを使って配管する。

・エアコン用の電源はあるか

エアコンは一度に消費する電力が大きい為、他の家電とタコ足配線をして同時にたくさんの家電を使ってしまうとブレーカーが落ちたり、配線が発熱して火事になるケースも稀にある様です。 その為、エアコン専用のコンセントを使うことが推奨されており、これを”専用回路”といいます。エアコン穴の近く、高い位置にコンセントがあれば、それがエアコン用の専用コンセントである可能性が高いです。

・室外機の設置スペースを確認

室内から配管を出し、室外機に接続します。一軒家であれば部屋のすぐ外にある敷地、もしくはベランダ、駐車場等、空いているスペースに設置することになります。マンション、アパートであれば基本的にはベランダで、管理者が許可すればマンションの敷地内や共有部に設置することもあります。 占有面積に置くスペースがない場合は、事前に確認する必要があります。

以上の様に、エアコンを設置するにはさまざまな条件が整っている必要があります。多くの住宅では基本的に整っているのですが、古めの物件や逆に新しい物件で条件が揃わず、お客様のご希望の形に仕上げられない場合もございます。エアコンに関しては事前にしっかり確認するようにしましょう。当社も最大限、協力させていただき、理想の形で設置できる様、お手伝いいたします。

(株)東京サウンドボックスは引越し、移転に伴う防音室の移設・買取・販売を専門に取り扱っております。関東中心に全国どこへでもお伺いします。 お問い合わせは公式HP、公式LINEからお気軽にお待ちしております! (株)東京サウンドボックス 代表:佐藤文哉 公式HP : https://www.tokyosoundbox.com/ 公式LINE : https://lin.ee/l4Rhcue


関連記事

すべて表示

オリジナル防音室を作る難しさ

どうもこんにちは。 (株)東京サウンドボックスの佐藤です。 1月は毎年比較的閑散期で、ご依頼の数は落ち着いています。 現場が無い日はオリジナル防音室の開発に力を入れているのですが、これがなかなか難しく、思った様に進みません。 オリジナル防音室の制作に必要な材料や加工、組み立て作業等、どこまで外注し、どこまで自社でやるかによって、必要な工程や設備に大きな差が出てきます。 外注する業務が多ければ多いほ

bottom of page