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〜付属設備の交換について〜

使っている防音室の付属設備が消耗してきたので、交換したい、、、

​中古防音室を購入したが、付属設備の調子が悪い、、、

国産メーカーの防音室は非常に頑丈な作りで、20年前のモデルでもあまり劣化が見られず、まだまだ使える個体がたくさんあります。

ですが、付属設備は基本的に消耗品です。調子が悪くなったり、壊れてしまうこともあるでしょう。適度なメンテナンスや、交換が必要です。

主に交換可能な設備は下記3つです。

・換気扇

・照明

​・カーペット

・防音室の換気扇について

防音室付属の換気扇は、ご自身で購入、交換が可能です

*必ず換気扇の電源コードを抜いてから作業してください。一部電気配線作業が必要な場合があり、カッター、プラス、マイナスドライバー等の簡単な工具が必要です。

防音室のメーカーやモデル、年式によって該当する換気扇が異なります。壁掛け式の換気扇がほとんどですが、配管穴の径が100mmと60mmで大きく分かれます。まずは換気扇の形状をご確認ください。

・YAMAHAアビテックス2007年〜現行品(径100㎜)

アビテックス セフィーネⅡ、セフィーネNS等のモデルには、こちらの換気扇が付いているかと思います。

​こちらは三菱電機製の換気空清機ロスナイ VL-08S3です。

​こちらは本体のみで、電源コード室内のカバー及び配管は付属しておりません(本体のみの交換であれば、本体のみ型番で検索していただければネットで15,000円前後で購入できます)

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・YAMAHAアビテックス 2001年~2007年頃(径60mm)

セフィーネ初号機、アビテックスミニ、ウッディミニ、マイルーム等のモデルには、こちらの換気扇(VL-30SH3)が付いているかと思います。

​こちらは三菱電機の換気空清機ロスナイですが、室内のカバーが現行品には無い少し特殊な形状になっています。

行品で径が60㎜の為、比較的施工がし易く、電源コード、室内のカバー及び配管も付属していPanasonic気調熱交換形換気扇FY-12ZH1-Wがおすすめです。

​*カワイナサールに付いている物と同じですが、機能上大きな差はありません。
三菱における正式な後継機はVL-08JV3となっておりますが、内カバーや配管が発売停止で再利用前提ですので、上記Panasonicの換気扇がベターかと考えます。

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・カワイナサール 2003年~現行品(径60mm)

UHA,KHSX,MHCX等カワイナサールのほぼ全てのモデルには、こちらの換気扇が付いているかと思います。

​こちらはPanasonic気調熱交換形換気扇FY-12ZH1-Wで現行で販売されています。

比較的施工がし易く、電源コード、室内のカバー及び配管も付属しているので、換気扇周りを全て新しくすることができます。

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・アビテックス 1998年~2002(径100mm)

アビテックスのAUK、ANUKシリーズは壁掛け換気扇では無く、天井に換気扇が付いています。
それぞれ一般家庭で居室やトイレで使用されている換気扇で、排気、給気のどちらかのみの機能となっています。
この時代の防音室には換気口が2箇所付いていて、1箇所にのみ換気扇がつき、換気扇で排気(給気)された空気がもう1箇所の換気口から給気(排気)される仕組みとなっています。
AUKシリーズはPanasonicパイプファンFY-08PD9、ANUKシリーズはPanasonic天井埋込形換気扇FY-17C8がおすすめです。

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・照明について

照明の交換は比較的簡単です。

防音室の照明は一般のお部屋と同じ、シーリングライトが天井についている場合がほとんどです。
現行のモデルにはLEDの照明が付いていますが、古いタイプの蛍光灯照明もまだまだ見受けられます。

蛍光灯照明は熱を持ち、エアコンが付いていない防音室では室内が暑くなる原因になります。

電気代も高いですし、蛍光灯が切れたら迷わず照明ごと、LEDに交換してしまいましょう。

新しいLEDライトを選ぶ際は、光量、大きさ、分厚さをよく検討していただき、なるべく薄いLEDシーリングライトがおすすめです(照明が大きいと圧迫感が出てしまいます)

光量はそこまで必要ではなく、防音室のサイズにもよりますが、廊下やトイレ用、6畳用の小さい物で十分かと思います。

既存のシーリングの取り外し方法に関しては、本体をよく観察すると記載があるかと思います。無い場合は型番で検索しましょう。

​念の為、防音室の主電源を抜いてから作業するのが安全です。

・カーペットについて

ほぼすべての防音室内にはカーペットが敷かれています。

年式やご利用状況によって状態は様々で、防音性能に大きな影響がありませんが、シミや汚れが気になる、新調してすっきりしたい、床下への防震を強化したい場合は新調しましょう。

​タイルカーペット、ジョイントマット、フロアタイル等、様々なバリエーションがあります。

*カッターや長い定規、加工場所が必要です。

・YAMAHAアビテックスの場合

YAMAHAアビテックスの場合は、防音室のサイズに合わせ1枚物のカーペットが敷かれている場合がほとんどです。

固定はされていないので、持ち上げれば剥がすことができます。

1枚物のカーペットはサイズで特注する必要があり、値段は高めで、一部分が汚れても交換ができない為、コスパ面でいくとタイルカーペットに交換することをお勧め致します。

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・カワイ ナサールの場合

カワイナサールの場合は、50cm×50cmのタイルカーペットが敷き詰められており、必要に応じてカットされています。

汚れてしまった部分だけ取り替えることも可能です。

​念の為、実物を一枚ホームセンターで持参し、厚みや色を確認して購入いただくのが確実です。

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・材料の調達について

タイルカーペットはホームセンターで50cm×50cmの物が1枚350円前後で売られています。

少し根が張りますが、1枚1,000円前後防振のタイルカーペットというのもございます。

ネットで購入も可能ですが、薄かったり、質感が悪いものもあるので注意が必要です。
防音室の室内寸法を確認、必要な枚数をご購入いただき、Youtubeでタイルカーペットの施工動画を見ながらチャレンジするのが良いかと思います(真っ直ぐ切るのが意外と難しいです)

ジョイントマットも床材として使用可能です。ネットで購入も可能ですが、ホームセンターで実物の色や質感を確かめてからの購入が無難です。柔らかい素材でクセはありますが、若干の防振効果が得られます。

それ以外にも、フロアタイルクッションフロアフローリング等、加工ができる素材であればそのほとんどが施工可能です。多彩なデザインがあるので、チャレンジされる価値はあると思います。

​・その他

​一部の特殊な防音室には上記以外の設備が付属する場合があります。それらのメンテナンスや交換でお困りでしたら、お気軽に公式ラインからお問合せ下さい。

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